キンプリやSixTonesなどの未来。アイドルの引き抜きへのジャニーズ事務所の危機感は?

※この記事の文字量は10分相当です。

キンプリへ出てしまう妻の身内感覚

平野紫耀の顔色が悪い気がする。
平野紫耀の目の下にクマができている気がする。
平野紫耀は眠れているんだろうか。

妻はテレビを見ながら、そんなようなことを週に2回以上は言います。

そのたびに、私としては、
「チミ(普段は妻を名前に「さん」付けで呼びます)は、平野紫耀のご身内の方ですか?」
と、喉元まで出かけて、時々は口から出しています。

ただ、確かに妻の話を聞いていると、最近もキンプリはたくさん働いているようです。
特に雑誌への出現率は異常ですね。
それでも、『JOHNNYS’King&Prince ISLAND(キンプリアイランド ジャニアイ)』の練習、出演があった異常な時期に比べれば、キンプリメンバーへの負荷は、軽くはなっているとは思いますが。

実はSixTonesが気になっている

ところで、妻にNHKの番組『ザ少年倶楽部』(少クラ)を見させられているため、ジャニーズJr.についても少し分かるようになってしまった30代男の私ですが、
正直に言うと、実は最近私は、ジャニーズJr.のSixTones(ストーンズ)が気になり始めています。

とはいえ、あまりメンバーの情報など、詳しくはないのですが、SixTones全体に明らかに光るものを感じています。
SixTonesはKing&Princeとは毛色がまったく違っていて、詳細はここでは書きませんが、過去にデビューしているジャニーズグループと比較しても、類を見ない雰囲気と実力があると思っています。

2019年3月現在のSixTonesの世間の知名度は残念ながら低く、CDデビューして有名になってほしいとは思いますが、
気になるのがSixTonesメンバーの年齢で、現在21~25歳であるため、SixTonesをデビューさせるなら、すぐにでも、少なくともキンプリのデビューが落ち着いた後の2019年内にさせた方がいいのではないかというのが、私の思いです。

ジャニーズJr.全体におけるCDデビュー脱落判断の正当性

これはSixTonesに限らず、Snow Man、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年などを含め、ジャニーズJr.全体に言えることではありますが、
もし今後、CDメジャーデビューできなかったとしても、そのジャニーズ事務所の判断が、メンバーの実力を正当に判断した結果だったり、より適所への配置の結果だったりであれば、メンバーも悔しくはあっても、納得はできるとは思いますが、
そうはならずに、ジャニーズ事務所内での政治や生産性のないゴタゴタに巻き込まれて、才能を潰されることが起きやしないかと、危惧してなりません。

ジャニーズ事務所への要望

King&PrinceやジャニーズJr.を含め、ジャニーズには、極めて優秀で希少なタレントが少なくありません。

私がジャニーズ事務所に対して思うこととしては、そんなタレントたちを大切にしてほしいということです。
これは、なるべくタレント本人が後で納得できるような扱いをしていってほしいということになります。
また、このことは、タレントだけでなく、スタッフにも同時に適応させる、つまりスタッフに対しても同時に大切にしないと、実現することはないでしょう。

大切にするとは、健康管理、本人の意思の尊重、必要な教育、長所の発見と成長促進など、一般的に組織が組織内の人員に対し必要なものと同じと思います。

組織が大きくなると、改革は楽ではないと思いますが、努力していってほしいと思っています。
もし、ジャニーズ事務所に必要な努力がない場合、事務所の未来は危ういものになるのは必至と予想されます。

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ジャニーズ事務所の強みと弱み

個人的な予想でしかありませんが、ジャニーズ事務所の特徴や抱える問題について、考えてみました。
実際とは異なる部分もあるかもしれませんが、大まかには外れていないのではないかと予想しています。

<ジャニーズ事務所の強み>

  • 事務所の力が強く、大手メディア系列(各テレビ局、各新聞など)や芸能事務所など、多くの芸能に関わる法人に圧力を掛けられる。
  • お金やスタッフのリソースが多い。
  • 現場のスタッフには優秀な人材もいる。
  • トップにカリスマ的な、人を見る力と、人望がある。
  • 開拓済みの営業範囲が広い。

<ジャニーズ事務所の弱み>

  • 無能で声の大きい幹部がいる。
  • 風通しの悪い、不健康な風土がある。
  • 優秀な意見が通らない風土がある。

ジャニーズ事務所の強みは、社長のカリスマ性と会社の大きさに起因するものと思います。
一方、ジャニーズ事務所の内部には問題性を抱えていて、様々なものが垣間見られますが、ジャニーズJr.のアイドルグループだったLove-tuneの2018年12月解散騒動は、象徴的なものと思います。

一番特徴的で、一番直接的に影響力を持つジャニーズ事務所の力は、周囲へ圧力を掛けられることと思います。
この力の強さは、ジャニーズ事務所が抱えている人気のジャニーズアイドルたちによって、成り立っています。
「もし、あなたの会社がジャニーズ事務所に都合の悪いことをしたら、あなたの会社にジャニーズ事務所のタレントは出さなくなるし、あなたの会社と取引がある別の会社にも、同様のプレッシャーを掛けるよ。」と、そうするのです。
(ある程度は理解できますが、もし、相手の取引先や報道機関までに手を出しているのであれば、ここの面においても、不健全としか言えません。)

逆に言うと、力の源である人気のジャニーズアイドル達がいなくなったら、そのようなことはできなくなります。
実際、King&Princeがデビューして、やがてすぐに人気が出てくるまでは、ジャニーズ事務所の圧力としての影響力は小さくなりつつあったと思いますが、King&Princeの爆発的な人気の後は、ジャニーズ事務所はそれまで以上に圧力としての影響力を強めているものと思われます。

ジャニーズアイドルを救えるのはCULEN(カレン)?

上記のことから判断して、私は「別の芸能事務所がジャニーズのアイドルを引き抜いたら」と思うことが多々あります。

その際、順当に考えるのであれば、引き抜きをする事務所は、元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が『新しい地図』として属する芸能事務所である株式会社CULEN(カレン)になると思います。

以下も、私の予想で、大きくは外れていないと思っています。

<株式会社CULEN(カレン)の強味>

  • ジャニーズ事務所には既に嫌われているため、これ以上嫌われることをあまり恐れない希少な芸能関係の法人である。
  • 幹部が広範囲において優秀。
  • 事務所の規模の割に、幹部、スタッフの芸能関係への営業知識は豊富。

<株式会社CULEN(カレン)の弱み>

  • テレビ番組など、ジャニーズ事務所の圧力が及ぶ範囲の仕事は、営業をしても断られるのが基本。
  • お金やスタッフのリソースが少ない。

このカレンですが、元ジャニーズ事務所の優秀なスタッフが創設メンバーに入っています。
ジャニーズ内のアイドルやスタッフに対しての連絡も、しやすいはずです。
そして何よりも、ジャニーズ事務所に喧嘩を売ることを恐れない力を、カレンは持っています。
芸能人が所属する芸能事務所を移るということは、日本の芸能業界内では未だにタブーとされる傾向があると思いますが、それに対してもカレンは立ち向かえるのではないかと、予想しています。

優秀なアイドルを、ジャニーズ事務所から引き抜けば、ジャニーズ事務所の圧力も弱くならざるを得なくなりますので、その際は、カレンも営業の場を、本来のアイドルの活躍の場であるテレビに戻すことができます。

アイドルと一緒に、優秀なスタッフもジャニーズ事務所から引き抜くことができれば、より営業や組織管理はしやすくなるでしょう。

仕掛けるのであれば、キンプリの爆発的な人気により力を強くしたジャニーズ事務所の圧力により骨抜きにされる前に、カレンは仕掛けていく必要があるかもしれません。

ジャニーズ事務所の生命線はジャニー喜多川

上記のようなことは、恐らく少なくとも一度はカレンも考えたでしょうし、一部のジャニーズ事務所内の幹部やスタッフも頭の片隅にはあるのだと思いますが、
少なくともジャニーズ事務所全体としては、このことへの危機意識は少ないと判断される状況と思います。

ジャニーズ内で極めて重要なポジションに立っているアイドルである嵐も、活動休止の予定となり、
ジャニーズ事務所も、健全さという面を第一に、うまくタレントとファンを管理する姿勢があればよいと思いますが、
あまりそういったものは感じられません。

もし、実際にカレン、もしくは他の芸能事務所が、ジャニーズ事務所に対し、大掛かりな引き抜きをしようとした場合、一番のカギとなってくるのは、ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川の存在と思います。

「ジャニー喜多川と同程度のカリスマ的な人を見る力があるスタッフを用意できるか」という問題もありますが、それ以上に、既にジャニーズ事務所に所属しているアイドル(ジャニーズJr.を含む)には、ジャニー喜多川に対し、愛着と恩義を持っている可能性が高く、「ジャニー喜多川を裏切りたくない」という気持ちが、アイドルを引き抜きから引き留める可能性があります。

抱えているタレントから、あれほどモノマネなどで社長が揶揄されているのをテレビで見ると、ジャニー喜多川は、それだけタレントから好かれているということが分かります。
気難しい幹部に対しては、本人にバレる可能性の高いテレビなどで、そんな揶揄はできないでしょう。

ジャニーズ事務所には没落ではなく健全な改革と成長を期待

ジャニー喜多川もご高齢のため、どこまで現役を続けられるか心配です。
私は、「ジャニーズ事務所は絶対に悪」とは思っていません。
ただ、引き抜きをする事務所が出る可能性はあるし、抱えているタレント(デビュー済みで既に人気のあるアイドルを含む)にも「所属を変える意思の自由はある」ということ、付け足して言うと、「芸能界を引退して、別の道を進む意思の自由はある」ということを、幹部を中心に事務所全体がもう少し認識した方がよいのではないかと、私は思っています。

組織の中の害悪を排除するのは、外部から見えるほど簡単ではないとは思いますが、
ジャニー喜多川が現役のうちに、ジャニーズ事務所全体が、抱えているアイドルとスタッフを大切にし、健康管理、本人の意思の尊重、必要な教育、長所の発見と成長促進などを、適切に行っていってほしいと、そう思っています。

追記

奇しくも、この記事を書いて約3か月後に、ジャニー喜多川が亡くなられました。

このことに関して、亡くなられた3日後に、記事『悲しみ?憎しみ?関係ない?ジャニー喜多川、死は死』を書いています。

キンプリやSixTonesなどの未来。アイドルの引き抜きへのジャニーズ事務所の危機感は?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 晴れ より:

    ジャニーズ事務所が抱えてるスタッフやタレントを大切にというのは本当に同意です。
    love-tuneも週刊誌での話しが本当なら、もう少しタレントと話し合う機会があっても良かった気がします。(もし、情報が違って、本人達が望んで退社したなら、また別ですけど…。)
    本当に、ジャニーズはJr.を含めて優秀なタレントが多いと思います。
    映画少年たちのPRでMステにsnowmanやsixtonesの方々が出演してましたがパフォーマンスが圧巻でした。
    何かの形でデビューできるといいです。

    ジャニーズのタレント活動を引退をした滝沢さんがJr.の育成に力をいれてるみたいです。
    昔のJr.黄金時代みたいに、今のJr.もあの頃の国民的な人気あるメンバーに育てたいそうです。
    関ジャニ∞のメンバーも関西Jr.のなにわ男子に育成に関わってます。関ジャニ∞メンバーは忙しい時間をぬって育成に力をいれてると思います。
    SMAP、嵐、関ジャニ∞とジャニーズのタレントのファンでよくバラエティー番組やドラマを見ていたので、Jr.や若手も育ってくれたらいいなぁと思います。
    一部の幹部の方も同じ熱量で育成してくれたらいいなぁ、切に思います。(タレントに愛情を持って)
    そういえば、平野君が体調が悪そうと言う話しですが、平野君は腰痛持ちらしく、ずっと腰が痛いそうです。
    ダンスも踊るアイドルグループなので、大変だと思います。
    できたら、体調悪いタレントは無理させないで、様子みて休ませてあげたら…と思ってます。
    これから活躍するグループですし、タレントですし…。

    1. キンプリファン妻の夫 より:

      コメントいただいたMステ、私も見ていました。
      凄いパフォーマンスでしたよね。

      滝沢秀明の今後の裏方としての活躍は、期待したいですよね。
      滝沢秀明のジャニーズ内外での政治的な手腕(結果を出すために必要となるのは悲しいですが)を含め、裏方としての能力がどれほどのものか、あと3年ぐらいしたら、徐々に我々にも見えてくるかもしれませんね。
      関ジャニ∞の活動も、後輩育成方法のよいモデルとなってくれればと思います。

      平野紫耀の腰は、大変ですよね。
      以前に聞いた妻からの情報では、医師からの外科的な明確な原因の説明はなく、ストレス性(心身症)ではないか、という状況とのことでした。
      ストレス性の是非でどちらの方が悲惨とは言えませんが、踊るのも仕事のアイドルにとって腰痛は辛いことと思います。

      一般的に心身症の症状は、これ以上ストレスを受けないように、また心身の回復の機会を得るようにするために、強制的に体を活動しづらい状況にする、体内の防衛機能といわれることがありますね。

      平野紫耀は、恐らく、困難は気合で乗り切ってこられたタイプと思いますので、その分、自分の心身への負荷には鈍感なのかなと思います。
      自分に過剰なストレスが掛かっていても、気付きづらいのかもしれませんが、
      平野紫耀の体は、自身に腰痛を与えることによって、「今はこれ以上、働かないで!」と、何度もサインを出しているのかもしれません。
      過剰な我慢は推奨されるべきものではありませんが、いずれにせよ、一時的に仕事を減らすなどの事務所主体の配慮と実施がない限りは、平野紫耀への十分な休養は期待できないかもしれません。
      他の活躍中のアイドルも、ほぼ同様と思います。

      もう少し休ませてあげてほしい。
      晴れさんも、私も、そして恐らく他の多くのファンも、考えはほぼ同じかもしれませんね。

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