キンプリ岩橋玄樹とセクゾ松島聡のパニック障害療養の対応の差とファンの対応

※この記事の文字量は9分相当です。

「岩橋玄樹と松島聡への対応」この日記について

この日記では、King&Princeの岩橋玄樹とSexy Zoneの松島聡のパニック障害と、その対応について書いています。
前半は、なぜキンプリとセクゾで休養者へのメンバーやジャニーズ事務所などの対応が違うのかについて、
後半は、ファンにとっての対応の仕方について、書いています。

悪い題材ではないとは思いますが、前回、前々回と、重たい内容が続いていて、今回も少々重たい内容となってしまっています。
岩橋玄樹ファンや松島聡のファンの方々に、少しでも参考になってくれればと思っている内容も、後半にありますので、よろしければ、ご覧いただければと思います。

なお、次の日記を終えたら、その後は、そろそろ、軽薄でペラペラな内容を、できれば書きたいなと思っています。

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岩橋玄樹と松島聡への関係者の対応の違い

このブログでは、過去に何回かKing&Princeの岩橋玄樹のパニック障害や、このことによる療養休養について触れました。
Sexy Zoneの松島聡も、2019年3月中旬現在を含め、同時期に同様にパニック障害で休養していますが、
まずは、両者の周囲(メンバー、ジャニーズ事務所、関係者)の対応の差について、考えてみます。

岩橋玄樹の休養に関しては、キンプリメンバーはメディアを通して間接的な方法を含め、積極的に休養について触れることが、比較的多いです。
このキンプリメンバーからのアピールは、世間に対してというよりかは、ファンに対して示すことを目的としているかと思っています。
詳しくは『感性の問題ではない!高橋優の歌詞とパニック障害療養中の岩橋玄樹』でも触れています。

一方で、松島聡の休養に関しては、セクゾメンバーはあまり積極的にメディアで休養に触れることはしません。

なぜ、同じパニック障害での休養なのに、周囲での対応が異なるのかという疑問が出ることもあるかと思います。

治療という面では松島聡への対応が一般的だけど

一見して、松島聡への対応の方に冷たい印象を受ける方もいるかもしれませんが、
通常の考えであれば、松島聡への対応の仕方の方が、療養休養を、特に精神的なものが原因で療養休養をしている本人の治療にとっては、望ましいものとなります。
療養休養している人がサラリーマンであった場合、勤めている会社が、まともな会社であれば、療養休養している社員のことを配慮して、松島聡への対応のような姿勢で、対応しますし、それが休養者に対するマナーともなります。

しかし、療養休養している人の仕事が、給料のために働くサラリーマンではなく、自己実現のためのアイドルである場合は、少し事情が異なります。

例外もある前提で敢えて極論すると、アイドルには、「一時的にファンのことを考えないようにして、一時的に体調回復を何よりも優先するということができるかどうか」という課題が出てくると思います。
これは本人の意思ではなく、本人の精神の状態に関わっていて、「考えないようにしようとしても、考えてしまう。」というように、本人の意思でどうにかなるものではありません。
治療の対象にメンタルが入っている場合は、「ファンサービスをしない、メディアで自分の休養にまったく触れないことによって、ファンやジャニーズ事務所、関係者に必要以上に迷惑を掛けているのではないか」という思いがストレス源になる可能性もあるため、事態をより複雑化させることになります。
他のメンバーが、休養者のファンへのサービスをした方が、休養者のストレスが軽減される可能性もあると思います。

休養者への対応の周囲の真摯さの違いもある可能性は当然否定できませんが、病気の細かい性質によっても、適切な周囲の対応は、異なってくるものと思います。

治療以外の面によるパニック障害への対応の違い

上記は、「治療を第一と考えたとしても、その適切な方法は様々に違いが出る」ということですが、
このこととは別に、「治療よりも、寿命よりも、自分の幸不幸よりも、実現したい大事な夢がある。」という自己実現における価値観の違いによっても、周囲の対応は変わることになるかと思います。

これは、医者として、特に精神科医、心療内科医としては、賛成はできないとは思いますが、「何のために生きているのか」、「何のための健康なのか」という考えで、「健康よりも優先したいことがある」という考えでもあります。

こういった内容は、完全にその人生を生きる当人が抱えるべきことであり、医者だろうが、誰であろうが、最終的に当人以外は介入する権利はないことと思っています。
もし、アイドルが、自分の健康よりも、アイドルであることを優先したとしても、誰もその思いを否定することはできないということです。
他のアイドルメンバーが、本人のその熱意を知って、その意思を酌むこともあると思います。

休養者のアイドルであり続けることへの価値観の違いによっても、周囲の対応は変わることになりますが、
誤解がないように言うと、この価値観の違いは、「アイドルであることへの思いが強いか弱いか」とか、「ファン思いであるかどうか」とか、「良いか悪いか」とか、そういう基準で判断できるものではありません。

関係者による対応の正解は一つではない

ただし、「健康よりも優先して、ことを急いだら、結果的に夢を実現しづらくなる。」ということがほとんどなので、基本的には結果として、健康の優先度を大きく下げるという判断はされることはないと思います。
精神科医、心療内科医としても、本人の本当の意思(体調に左右されていないところの意思)や体調を確認しながら、治療を進めることになると思います。

結論としては、適切な療養休養の仕方、適切な周囲(他のメンバー、ジャニーズ事務所、関係者)の対応の仕方は、休養者によって異なるということになります。

岩橋玄樹や松島聡へファンはどう対応すれば?

一方で、他のメンバー、ジャニーズ事務所、関係者からの対応の仕方は、以上としても、
岩橋玄樹や松島聡の件に対し、「ファンはどのように対応すればよいか」ということを、ファンの方々は悩むことも多いのではないかと思います。
当事者ではない立場でこのようなことを書くのは失礼かと思いますが、恐らく、岩橋玄樹や松島聡に対し、以下のような考えが浮かぶことが多いのではないかと思います。

  • 回復して、復帰したら、休む前と変わらず応援するつもりだと、伝えたい。
  • 「もう戻る場所がないんじゃないか」と不安になってほしくないし、戻る場所はずっとあると伝えたい。
  • それでも、治療への負担になるなら、私たちの思いは無視してほしいし、復帰を急いでほしくはない。

これは、責任を負えない立場での、私の個人的な意見でしかありませんが、
私は、上記のような応援メッセージは、「〇〇までに復帰してほしい」など、過剰に急かす感じでなければ、SNS等のネットで書く分には、問題ないのではないかと、思っています。
その理由は、以下となります。

  • 休養者にとって、ネットの応援メッセージが目に触れるタイミングは、本人が調べたいと思って自らエゴサーチをするタイミングであり、少なくとも、「ストレス源に関係する情報をすべてシャットアウトしたい」というタイミングではない。
  • 休養者本人がメッセージを読んで、プレッシャーを感じる可能性は確かに否定できないが、励まされる可能性、安心する可能性は、十分にある。
  • ファンが、ネットでの応援メッセージの書込みを、自重しても、自重しなくても、休養者本人がエゴサーチをしている時間内には、これらの応援メッセージのうちの一部しか目にすることはできなく、時間内に目に入る情報の内容自体は、良くも悪くも、大きく変化しない。
  • ファンが、ネットでの応援メッセージの書込みを自重しても、批判的な意図のメッセージ(このような意見が容易く出ているのは驚きますが)や、応援でも批判でもない情報は、目にすることになり、当人に関する情報があまり出てこないという状況は起こりえない。

以上のことから、ファンの方々に、「SNSでファン同士間で気持ちを共有したい」などの思いがありましたら、そのようにしていただいても、よいのではないかと思います。

「不安になっているのは自分だけなのか?」や、「周囲の人は不安になっているのか?」など、ファンの方が、自分の気持ちを抑えていると、その方ご自身の不安な気持ちが増大するものなので、ご自身の都合も考えて、SNSで応援メッセージを共有するなど、行動いただくのがよいのではないかと思っていて、
ここで「我慢は美徳」とするのは、避けた方がよいのではないかと、私は思っています。

なお、追加するのであれば、ファン同士間で異なる意見を交換したりするのはよいと思いますが、ファン同士間の争いは、なるべく避けた方がよいかと思っています。

追記

後日、岩橋玄樹がキンプリ脱退とジャニーズ事務所退所をした際に、『岩橋玄樹はキンプリに復帰しなくてよかった。脱退退所決断の勇気と門出』という記事を書きました。
もし事務所所属での休養継続や復帰をした場合の予測、岩橋玄樹の今後の広い可能性などについても書いています。

よろしければ、ご覧いただければと思います。

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